Lenovo Xiaoxin Pad Plus with Matte Displayを日本語root環境で快適に使う

Lenovo Xiaoxin Pad Plus with Matte Display (小新学习平板/ 小新Pad Plus 舒视版 / Tab P12 with Matte Display 中国版 / Tab P12 Paper / TB372FC) を日本語ユーザーが快適に利用するための記事

WARNING: このページの情報を参考にしたことによる全ての損害に対し、一切の責任を負いません

超重要

グローバルROMをフラッシュするな

Lenovo Rescue and Smart Assistant (RSA) で中国版にグローバルROMをフラッシュするとROMリージョンチェックによって文鎮化する

RSAでフラッシュ自体はできてしまう
過去のXiaoxin Padシリーズではリージョンチェック回避方法が存在したが、本機種はQualcommチップセットではないため、現状回避方法は不明
また、グローバルROMは公開されているが、CN ROMは公開されていないため (bootloader unlockを行っていない場合は特に) 救出困難

これさえ気をつければ、特に面倒な手順なくCN ROMで快適に使える

背景

TB372FC

簡単な特徴

  • MediaTek Dimensity 7050, 12.7インチ 2944 x 1840 ペーパーライクディスプレイを搭載したタブレット

  • Lenovo Pen (AP500U) などを利用することによって4096段階筆圧検知によるペン入力が可能

  • ペンを収納しやすい純正フリップカバー、純正キーボードなどのアクセサリーが用意されている

    フリップカバー フリップカバー + ペン スタンド時 フリップカバー + ペン カバー時 キーボード

中国版とグローバル版

  • グローバル向けに Lenovo Tab P12 with Matte Display として発売されているモデル
  • ベースモデルとなる Tab P12 (TB370FC) は日本国内で販売されている (約50,000円)が、本モデルのグローバル版は現状ヨーロッパのみでの販売で割高
  • 中国版は淘宝網や京東などで約30,000円で購入可能
  • AliExpressでは謎の技術によってTB370FC用グローバルROMをインストールした中国版(約35,000円)が販売されているので、そちらを利用するのも手だが… (詳細不明)
    • 自称グローバル版を販売するAliExpressセラーに、「未開封中国版を送ってほしい」旨のメッセージすると対応してくれるかも

中国版を利用しやすくするTips

TB372FC_CN_OPEN_USER_tb-V14.218.2_T_ZUI_15.0.537_ST_240309 ビルドで確認
Developer Optionsとadbを有効化してPCに接続している前提

システムを日本語化

  • adbで adb shell settings put system system_locales ja-JP する

  • Locale Changer とかを使ってもよい (README参照)

Google Playをインストール

  1. 設定 → アプリ → 「…」メニュー → 「Google Basic Services」をオンにしてPlay開発者サービス周りをインストール
  2. Google Play Store を apk でインストール

フォントを変更

  • 設定 → 個人用にカスタマイズ → フォント から 「原生字体」を選択

  • もちろんMagiskモジュールなどで変更してもよい

bootloader unlock

タブレット内のデータは初期化されるので注意

  • Xiaoxin Pad Pro 2021の場合と基本的に同様

    • 手順 11. fastboot oem unlock-go は必要ないかも
  • UnlockしてもWidevine L1が維持される

    Widevine L1を維持してAPatchが動作

    • Amazon Prime Video (ベータ版)で HD 1080p の再生を確認

Magisk (or APatch) 導入

rootマネージャとして、KernelSU は non-GKI kernelであるこの機種に対応するのは困難なので、Magisk または APatch を利用する

まとめ

  • とにかく中国版にグローバルROMをフラッシュしようとしない
  • それ以外はいつも通り
  • 他に何かあれば追記予定
このページの正確性,参考にしたことによる損害などに一切責任を負いません。
Hugo で構築されています。
テーマ StackJimmy によって設計されています。