超重要
グローバルROMをフラッシュするな
Lenovo Rescue and Smart Assistant (RSA) で中国版にグローバルROMをフラッシュするとROMリージョンチェックによって文鎮化する
RSAでフラッシュ自体はできてしまう
過去のXiaoxin Padシリーズではリージョンチェック回避方法が存在したが、本機種はQualcommチップセットではないため、現状回避方法は不明
また、グローバルROMは公開されているが、CN ROMは公開されていないため (bootloader unlockを行っていない場合は特に) 救出困難
これさえ気をつければ、特に面倒な手順なくCN ROMで快適に使える
背景
簡単な特徴
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MediaTek Dimensity 7050, 12.7インチ 2944 x 1840 ペーパーライクディスプレイを搭載したタブレット
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Lenovo Pen (AP500U) などを利用することによって4096段階筆圧検知によるペン入力が可能
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ペンを収納しやすい純正フリップカバー、純正キーボードなどのアクセサリーが用意されている
中国版とグローバル版
- グローバル向けに Lenovo Tab P12 with Matte Display として発売されているモデル
- ベースモデルとなる Tab P12 (TB370FC) は日本国内で販売されている (約50,000円)が、本モデルのグローバル版は現状ヨーロッパのみでの販売で割高
- 中国版は淘宝網や京東などで約30,000円で購入可能
- AliExpressでは謎の技術によってTB370FC用グローバルROMをインストールした中国版(約35,000円)が販売されているので、そちらを利用するのも手だが… (詳細不明)
- 自称グローバル版を販売するAliExpressセラーに、「未開封中国版を送ってほしい」旨のメッセージすると対応してくれるかも
中国版を利用しやすくするTips
TB372FC_CN_OPEN_USER_tb-V14.218.2_T_ZUI_15.0.537_ST_240309
ビルドで確認
Developer Optionsとadbを有効化してPCに接続している前提
システムを日本語化
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adbで
adb shell settings put system system_locales ja-JP
する -
Locale Changer とかを使ってもよい (README参照)
Google Playをインストール
- 設定 → アプリ → 「…」メニュー → 「Google Basic Services」をオンにしてPlay開発者サービス周りをインストール
- Google Play Store を apk でインストール
フォントを変更
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設定 → 個人用にカスタマイズ → フォント から 「原生字体」を選択
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もちろんMagiskモジュールなどで変更してもよい
bootloader unlock
タブレット内のデータは初期化されるので注意
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Xiaoxin Pad Pro 2021の場合と基本的に同様
- 手順 11.
fastboot oem unlock-go
は必要ないかも
- 手順 11.
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UnlockしてもWidevine L1が維持される
- Amazon Prime Video (ベータ版)で HD 1080p の再生を確認
Magisk (or APatch) 導入
rootマネージャとして、KernelSU は non-GKI kernelであるこの機種に対応するのは困難なので、Magisk または APatch を利用する
- これもXiaoxin Pad Pro 2021の場合と基本的に同様
まとめ
- とにかく中国版にグローバルROMをフラッシュしようとしない
- それ以外はいつも通り
- 他に何かあれば追記予定